ここで自信をもって話すことが大事だと書きましたが、自信とはどうやって持てばいいのでしょう。自信を持つということは、人生のあらゆる方面で何かを行うときの助けになります。全国優勝も経験している大手大学サッカーのコーチが語る、自信のつけ方とは。

今日はTEDxのビデオから。

どんなことに秀でていれば、チームの選考に受かるか?という話で、サッカー選手で最も重要なのは、自信(self confidence)だ、と答えています。そしてこれは、サッカーのみならず人生のあらゆる面で共通することだと思うのでご紹介したいと思いました。自分を信じる気持ちがなくなれば、終わりなのです。

自信の定義
どんなに見込みが無かろうと、難しかろうと、困難に遭おうと、どんなタスクでも成し遂げられる、と、自分にはそれができる、という信念のこと。

「自分には自信がない、シャイだし…」などと言っていては、そのままズブズブと沈んでいくだけです。これは何かを創造するでしょうか?もっと自信を持って、表現をしていきたくはないですか?

そして自信を持つということは、身に着け、鍛えることができるスキルだというのです。

自信を持つ方法その1~繰り返す~

自信をつける、簡単な方法はあるのでしょうか?

そんなものはありません。

カギは、繰り返し繰り返しやることです。マルコム・グラッドウェルが言うところの1万時間の法則です。

ある年、コロンビアからキーパーを連れてきたのですが、不器用な人でした。こりゃ参ったなと思いましたが、壁にボールをけり、キャッチする。これを8か月350回毎日続けました。戻ったときには、彼の手は固くなりがさがさになり。そして今ではヨーロッパでプレイしています。魔法?いえ、繰り返し繰り返しやることです。

1万時間の法則は、厳密には、ある特定の(専門)分野でトップを取るのに要する時間のことだそうですが。(⇒20時間である程度まではできるようになれる)やはり繰り返しがキーのようです。

自信を持つ方法その2~失敗にへこたれない粘り強さ~

何度も何度も練習するキーは、「失敗から立ち直れるかどうか」だそうです。

どれほどの人が人生の最初の逆境を乗り越えられるでしょうか?

エジソンは1000回から10000回の試作をしたと言われています。J.K.ローリングは出版社に持ち込んで、12-13回は断わられています。(略)私なら6、7回も断られれば、自信があっても「ダメかも」と思います。10回断れれば、それ(作家)以外になろうと思うでしょう。

失敗にへこたれないこと。繰り返しというよりは、粘り強さというかもしれません。
繰り返しはしても、やり通す人は少ないのです。これをやり通すということが自信をつける方法の1つ。

どれだけ簡単なことでも、凡事徹底(ぼんじてってい)でやりきれる人がどのくらいいることでしょう。それをやることで「自分ならできる」と言い切れる心を持てるのです。

自信を持つ方法その3~心の声に気を付ける~

もう一つが心の声について。
試着室では自分の身体に関するジャッジメントを心の中でつぶやき(「太ってみえる」「筋肉が…」)、会議中には、頭の中で「どうか俺に聞かないで。俺には分からない」と自分を小さくする言葉をつぶやいていませんか。

そういったネガティブな言葉こそが、自分を貶めているのだと気づかずに。

「お前になんかにできない」という人は周りにたくさんいます。
なぜ自分でまで、そんなことを自分に言おうと思うのですか?思考が行動に影響を及ぼすことは知っていますよね。それなのになぜ自分にネガティブなことを言おうと思うのですか?

必要なのは、むしろ自分の価値を高める言葉です。
モハメドアリは、自分に言っていました、「俺は最強だ」。誰がそんなことを言ってくれますか?「私は自分の人生の船長であり、自分の運命の主だ」。もし自分でそう言い、それを信じないのなら、それをしてくれる人は誰もいません。 モハメドアリが、「自分が最強だ。俺以上のやつはいない」と言っていましたが、それは傲慢やエゴや根拠のない自信からきたものではなく、ただ静かな瞬間に、自分に思い出させる言葉なのです。

 

思考が現実を創ります。

思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。 by マザー・テレサ

 

ネガティブなセルフトーク(独り言)をやめましょう。そして自分をけなすような人からは離れましょう。

コーチが指導した際に、ミスを振り返るのではなく、よくできたところをフィードバックするようにしたところ、そのほうが改善が著しいものだったというのです。

ですから、自分に対しても、ネガティブなフィードバックをするのではなく、正しくやったときには褒めること。当たり前のことをしたら、当たり前だからと言って何も言わないのではなく、ちゃんとそれを認めましょう。
「ああ、今日は1回英語で独り言を言ったぞ!」「今日は1回レッスンを受けたぞ!」「~がいい感じだったな!」
というように、自分をほめるのです。

自分が自分を信じないのなら、いったい誰が信じてくれるのでしょう。
自分に優しく、自分を認めましょう。

まとめ

今日は自信の持ち方をまとめました。思わずネガティブな独り言を言ってしまいそうな私には、とてもためになりました。自分に厳しくすればいいってものでもないんですね。もっと自分のやったことを認めてあげましょう。毎日、お疲れ様です。

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