今日は、リスニングに役立つ勉強法をご紹介。
私、なぜかリスニングは得意なんです。TOEICでもほぼ満点取ります。
何故かな?と振り返ったときに、役立っていたと思われる方法を紹介します。
これは通訳トレーニングをかじったときに、実際に手法として取り上げられていたので、効果があると認められている方法であることは確かです。
では、いきましょう。
英語のリスニングが上達する勉強法は、歌?
まず始めは、歌です。もちろん洋楽です(笑)
何をするかというと、楽しんで聞くんです。
歌いたくなる曲を探すんです。
そしてどうするか?
『歌詞を書き起こす』のです!!!
英語の歌詞って、音がくっついていたりしています。
すごく、「聞く」練習になるんですね。
なんども何度も同じところを繰り返しリピートして、歌詞を拾っていきます。
ちょっとしんどいと思うかもしれませんが、「これを覚えて歌うんだ!」というモチベーションがあれば、楽しく取り組めます。
私、弾き語りもやっていた(いる…)ので、持ち曲を増やすために必死だったんですね~^^;
練習と思わず練習になっている、というのがミソ。
ちなみに洋楽好きじゃないって方は、まだ自分に合った音楽に出会ってないだけだと思いますよ。
Mr. Big - Goin' Where The Wind Blows
Mr.Bigは言葉が綺麗だしいいですね。
Clapton-Change the world
それから、洋楽パンクロック。めっちゃ楽しい気分にさせてくれるのでおすすめ!
Fall Out Boy- Where Is Your Boy
Simple plan- Welcome to my life
New Found Glory - Head on collision
止まらなくなってきたので曲の紹介はこのあたりでSTOP。
とりわけ練習になったのはこれだろうな、と思うのはロックでしょうか。
私も最初から洋楽(特にパンク)が好きだったわけじゃなく、人から紹介してもらって、しぶしぶ聞いてみたのです。種類があきれるほどあるので、あれ、これ、イイじゃん!ってのが、必ずあります。そして見つけたら、ハマるので注意が必要です。
そして(パンク)ロックのいいところ、それはメロディ…ではなくて(それももちろんいいですが、)
『歌詞が詰まってる!』ところです。
これが聞き取りの練習にとても良かったのだと思います。
私が洋楽を聞き出したとき、楽しくて歌いたくて、夢中で歌詞を書き起こしました。(歌詞の検索サイトは、答え合わせに使ってくださいね。)
実際に手を動かしたほうが、分かるんですよ。ああ、ここのリズムに入っている音は、この単語なんだなって。
そしてリズムに乗るように英語が乗っているから、それに合わせて口を動かせるように努力します。
これ!これもいいんですね。英語のリズムがつかめてくるんです。文中のリズムに隠れている単語の予測がつくようになります。
洋楽を聞くこと、歌詞を書き起こすこと。
それを歌えるようになること。
曲数は少なくていいんです。私も、1曲を覚えるときは、それしか聞いてませんでした。
完璧に覚えた、と言えるくらい聞きこむことです。
最近知ったのですが、こうやって書き出すことを、『ディクテーション』と呼ぶそうです。
ちなみに慣れてくると、書き起しまでしなくても歌詞を眺めて一緒に歌うだけでもいい感じです。
英語のリスニング練習には映画もおすすめ
次は映画です。
映画に限らず、興味を持てる動画で、英語を聞き取る練習法です。
動画を見ながらする練習としては、2種類ご紹介できます。
- 翻訳字幕をつけてみる
- 英文を書き出す
私が経験した順番でご紹介しますね。
1.翻訳字幕をつけてみる
私がやったのは、英語を話す友人(外国人)の動画に字幕をつけることなのですが…
字幕を付けるには、一文ずつ、止めながら丁寧に聴きます。
ちょっと地道な作業のようですが、なんか普通に映画を作ってるみたいで、楽しいんですよ(笑)キャラクターが浮かんでくるんですね。翻訳って本当に個性が出ます。こういう感じで言ってるな、っていうのに合う言葉を探すのが楽しくなります。
そしていいことに、
瞬間に集中して単語を拾う癖がつきます。聞き落すとまた巻き戻ししないといけなくなるので(笑)それから、話していることの大意を掴むのがうまくなります。
これは予想外の効果でしたが、おすすめ。
※2018年5月16日追記:この方法は、ある程度までは機能すると思うのですが、「英語で考える」という点だと、翻訳しちゃうので、あくまで、英語と遊ぶ方法と思って読んで頂ければ幸いです。
2.英文を書き起こす
これは最初の洋楽の書き起こしに似ていますが、今度は普通に話している文章です。
「あ、ここ聞き取れない」と思ったなら、ゆっくり止めながら、『書き起こしてみる』ことをお勧めします。
これは私は無意識にやっていましたが、通訳トレーニングをかじったとき、やはり「聞き取れないなら書き起こすこと」を言われていました。
めんどくさいと思わず、書き出してみてください。英語のタイピングも速くなります。
頼まれて3ヶ月、毎日10分くらいの英語動画を書き起こしていましたが、前後では格段に聞き取りと書き起こしのスピードがアップしました。
10分くらいの『自分が興味を持てそうな』動画シリーズを探し出して書き起こしをしてみてください。
繰り返し練習するには
最後のコツは、繰り返すことについてです。
1章、2章に書いたことに共通しているのは、全て、すごく反復しているんですね。
しかも、意識せずに。気づいたら(振り向いてみたら)すごく繰り返してました。
これは意図せずそれをやっているというのがコツな気がします。義務感だと続きません。
何が自分に興味を持てそうか?自分に興味のあることと英語を結び付けて題材を選んでください。
自分がどう(どこで)英語を使いたいのか?英語で何をしたいのか?を明確にすること。
「必要にせまられて」「どうしても使うんだ」、と「単に義務から」「使えると便利だから(就職に有利etc)」では、楽しみ方が異なります。前者が圧倒的に楽しめるでしょう。
私も、会社からグローバル人材育成と言ってTOEIC勉強に投資していただきましたが、なんだかあまり英語力はあがりませんでした(すみません)。ところが今、自分がしたいことについて英語を使っているとき、ガンガン使うし、吸収しているのを実感します。今では分厚い洋書も普通に読みます。
自分がどういう風に英語を使いたいのか?に照らし合わせて題材を選ぶこと。
それが繰り返しが苦痛にならないコツです。(だって自分はそれがしたいんだから)
そして、題材は、少なくていいのです。あるものを繰り返し、完璧にできるようになることです。これは通訳トレーニングでも言われました。
1曲を、1動画を、完璧に覚えるくらいまでやりこむこと。そしてそれを積み重ねること。
そうすると、気づいたら、以前の自分より確実に聞けるようになっています。
まとめ
今回は、英語のリスニング力をつけるための方法を紹介しました。
- 洋楽を聞き、歌詞を書き出す。そして、歌う。楽しんで♪(なりきって♪)
- 動画(映画)を見て、翻訳字幕をつける、英文を書き出す。
- 自分が使いたい形式にあったもので、繰り返すこと。
ご自身の日常に自然に取り入れられそうな英語の題材はなんでしょうか?
是非探してみてくださいね!